社会人ラグビーOBの体験談!高校の夏合宿・珍事件・仲間の絆etc.

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皆さん、こんにちわ。今回は、これからラグビーを始めようと考えている方向けに参考になればと思い、私のラグビー人生での思い出について書いていこうと思います。

私は、高校からラグビーを始めて、大学、社会人(トップリーグ)と続けてトータルで13年間の現役生活を送りました。

その中でも、特に印象に残っている高校時代の思い出についてご紹介します。

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夏合宿の思い出!”飯地獄”と”救世主現る”

高校のラグビー部に入って最初の関門が夏合宿ですよね。大体どこの高校でも夏合宿を乗り越えて初めて正式部員と認められると思います。

それまでは、お客さん扱いなんですよね。

その夏合宿で最も思い出に残っているのが、通称「飯地獄」と言われるものです。

当然、1年生は身体が貧弱なので、ご飯をいっぱい食べて身体を大きくしなければいけないのですが、お米の量が尋常じゃないんですよ。

朝から、ラーメンどんぶりで5杯食べるのがノルマになってました。とにかく特大の釜の中身を空にするまで終わらないんですよね。

3年生や2年生は、自分が食べたい量しか食べないので、残ったご飯を1年生で全てを平らげなければいけません。

そうは言っても、朝からラーメンどんぶりで5杯なんて、そう簡単には食べれません。

さて、どうするか?

これが汚い話なんですが、トイレに行って指を口に突っ込んで胃袋の中身を出すんですよ。
そうすると、また復活できるんです。酷い話ですよね。

そして、昼食はグランドで食べるんですが、これがまた特大のおにぎりが待ってまして、疲労と酷暑で食欲なんてゼロですから、もちろん食べれません。

そこで、どうするか?みんなで考えました。

昼食後は、午後からの練習に備えて、みんな昼寝をするんですね。

私たちは、その隙を突いて急いでグランドの土を掘って埋めたのでした。

お米を作っている農家の皆さんには大変申し訳なかったのですが、どうしても食べられませんでした。

それで、夏合宿が終わって新幹線で東京駅まで帰ると、親たちが銀の鈴で待っているのですが、自分の子供がわからないらしいんですよ。

みんな顔がゲッソリ痩せて別人になってたそうです。身体を大きくするどころか、逆に痩せこけてしまうんです。

これから、高校でラグビーを始める人は覚悟してください。夏合宿では多かれ少なかれ飯地獄のようなものはあります。

でも、心配は無用です。

夏合宿は、みんな食欲が落ちて食べられなくなります。その代わり、夏が終わり秋にかけてから食欲がどんどん増して身体が一気に大きくなります。

これは間違いありません。経験者の私が保証します。

それから、こんなこともありました。

私たちの全ての行動には制限時間が設けられていましたが、合宿所と練習するグランドの往復にも時間制限がありました。

合宿所からグランドまでの約7kmを走って行くのですが、確か時間制限が30分だったと思います。誰か一人でも時間オーバーすると、全員やり直しとなります。昔は何でも連帯責任でした。

行きはまだ元気があるので制限時間を守れるのですが、練習終わって足腰立たない状態で7km
走って30分以内で帰るのは流石に限界がありました。

ある時、どうしても制限時間に間に合わない事態に陥りました。もう走れません。

でも、時間厳守は絶対です。遅れたら連帯責任で全員やり直しです。

う~ん、みんなで必死で考えました。

その時、救世主が現れたのです。地元の学生達が自転車で帰宅しているところでした。

合宿地は大分の田舎町なので、学生は自転車通学です。私たちは、学生に声を掛けて事情を説明し、「自分達が自転車を漕ぐので後ろに乗ってくれないか?」と、懇願しました。

学生さんは快く承諾してくれました。

そして、合宿所の近くまで来たところで、お礼を言って別れました。

やっぱり、田舎の人たちは優しいですね。

ほんとに助かりました。神様は見捨てなかったということですね。

ただ、神頼みだけではありません。ここで大事なのは、「諦めないで必死で考えた」ということですね。

もし、制限時間に間に合わない時点で諦めていたら、学生さんが自転車で走っていても、乗せてもらうなんてことは考えつかなかったと思います。

諦めなければ何とかなるものです。

夏合宿は、とにかくキツイです。

私の同級生で夜逃げした仲間もいました。夜中にこっそりと逃げ出すのです。

毎回、5人くらいは夜逃げします。そして、2人くらいは帰ってきますが、逃亡中は家にも帰らずアルバイトして生活してたそうです。

これも大したサバイバル能力ですよね。

サバイバルと言えば、こんなこともありました。

私たちの時代は、練習中に水を飲むことができませんでした。今の時代の学生たちには考えられないでしょうね。

でも、これが普通だったのです。

そうは言っても、人間ですから水分をとらなければ、気持ちだけでは身体は動きません。

なので、どんな手段を使ってでも水を飲まなければならないのです。

私たちは必死で考えました。「どうやって水を飲むか」

そして見つけたのです。そこは森の中にありました。

私たちが練習をしていたグランドは、山を切り開いて作っているので、まわりは全部森になっていました。

森の中なら湧き水が出てる筈だと読んだわけです。

その読みは見事に当たりました。湧き水が出るわ出るわで飲み放題です。

私たちは、昼休みのみんなが昼寝している隙に抜け出して、森の中へ入って行ったのでした。

今振り返ると、毎日がサバイバルゲームでしたね。毎日、どうやって生き残るかを考えていました。

私たちは、この夏合宿で”諦めないこと”と”知恵を絞ること”を学びました。

1年生は、この厳しい夏合宿に耐えてこそ一人前と認められ、正式部員になれるのです。

長い人生において、ここまでキツイ体験はそうそう無いと思います。

皆さんも、この夏合宿という難関を乗り切って、一回りも二回りも大きく成長しましょう。

悪夢のメーデー”2年生逃避事件”

これは、今でも鮮明に憶えています。私が2年生になった5月1日メーデーの出来事です。

それは、「2年生逃避事件」です。私も含めて2年生全員で練習をサボったんですよね。
理由はハッキリ憶えてませんが、些細な事だったと思います。

この日は土曜日で、八幡山の明大グランドでの練習だったのですが、私たちは無断で練習をサボりました。

でも、やっぱり気になって、私たちはグランドの隅の方から見つからないように様子を伺いました。

すると、特に普段と変わりなく見えました。ただ、ボールは2年生が保持していたので、ボール無しでの練習をしていました。

「先輩たちは怒ってるだろうなあ」と思いながらも、しばらく様子を見ていました。

そして、日も暮れる頃になって親達が集まってくるのが見えました。どうやら監督から呼び出しがかかったようです。

監督を囲んで親達が何か言われているのが見えます。そのうち私たちも観念して監督の元に行き
ました。

その時、監督が言いました。「やるのか、やらないのか、どっちだ?」

私たちは、全員で「やります!」と言ってランパスをしたのでした。

親達は、「わざわざ呼び出して、いい加減にしろ!」という顔をしてましたが、すぐに笑顔になり帰ったのでした。

みんな、最初から辞める気なんてなかったんですよね。

当時の気持ちを考えると、たぶん反抗期みたいなものだったと思います。

でも、不思議なことに、3年生からは怒られなかったんです。

実は、3年生が2年生の時、同じような逃避事件を起こしたのでした。

2年生とは、そういう年代なんですね。

今思い起こすと、当時の親御さんたちには、すごく迷惑を掛けてましたね。

その時は、自分たちのことしか考えてなかったんですよね。

今、自分が親になってつくづくそう思います。なんて自己中心的だったのかと。

ラグビーは、チームスポーツですから、自分勝手なプレーをしてたら勝てません。まわりの選手のことを考えて、思いやりの気持ちが大事の筈です。

それなのに、まわりの親とか監督とか先輩後輩のことを考えられなかったことが悔しいですね。

でも、この出来事がその後の人生での教訓になったことは良かったと思います。

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一番の財産は掛け替えのない仲間

如何でしたか?参考になりましたでしょうか。

これらはほんの一部ですけど、普通の高校生ではなかなか味わえない体験をしたと思っています。

幾多の修羅場をくぐり抜けてきたことで、滅多なことでは動じないメンタルもできました。

そして、何より掛け替えのない仲間ができたことが大きな財産ですね。

ただ、財産といえる仲間というのは、簡単にはできないと思うんですよね。

みんなで、ひとつの目標に向かって、同じ釜の飯を食って、きつい練習に耐えてきたからこそ、強いができたんだと思います。

この絆は、そうかんたんには解けないですよ。

高校を卒業してから長い間会っていなくても、決して忘れることはありません。

いつもどこかで繋がってる感覚です。

私たちは、ラグビーを通じて、とても貴重な経験と仲間との絆を得ることができたのだと思います。

昨年、30数年ぶりに高校時代の仲間とゴルフをしたんですが、最初に練習場で会った時にすぐ
にはわからなかったんですね。

お互いに顔を見合わせて、一瞬時が止まってから、「おー、久しぶり」みたいな。
流石に容姿が大分変ったので当然ですけどね。

でも、なんか不思議な感覚です。

記憶は当時の容姿のままで止まっていて中身は一緒なんだけど、見た目が別人だからほんとに本人なのか?っていう感じです。

でも、やっぱり、ちょっとした仕草や動作は当時のままで変わってません。

ふと、ゴルフ場の芝生に座っていると、グランドで走ってる姿が蘇って来ました。

もう、走るのは懲り懲りなんですけど。

皆さんもラグビーを通じて、貴重な体験と掛け替えのない仲間を得ることでしょう。

それでは、またお会いしましょう。

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